個人年金保険 虎の巻

知っておきたい年金保険の基礎知識と年金用語集

お金に関することは知識が大事! 個人年金保険も例外ではありません。
しかも個人年金保険は、保険料の払い込みが非常に長期に及ぶ場合が多く、また、実際に年金をもらうのは高齢になってからということもあって、ご自分のニーズに合った商品を選ぶことが、とても重要になってくるのです。

知っておきたい、個人年金保険の3つの基本形

まずは、個人年金保険の3つの基本形を押さえておきましょう。
その3つとは、終身年金/有期年金/確定年金の3つです。
これは何がちがうのかというと、年金をもらえる期間がちがっているのです。

まず終身年金についてですが、これは、<被保険者が亡くなるまで、ずっと年金をもらえる個人年金保険>のことです。死ぬまでもらえるのですから、とっても安心な個人年金保険です。

ただ、亡くなった時点で年金は終了ですから、早くに亡くなられた場合は、結果として損をすることになってしまいます。(それまで払い込んだ保険料の元がとれない、ということです)。

次に有期年金についてですが、これには、2つの要素があります。
ひとつは、<決まった期間の間、年金をもらえる>ということです。
もうひとつは、<被保険者が亡くなった時点で、年金は終了>ということです。

たとえば、年金をもらえる期間が10年間の有期年金で、年金の受け取り開始が65歳からだとします。

被保険者が80歳まで生きた場合、65歳から10年間、年金を受け取ることができます。これは、この個人年金保険で受け取れる最大の額を受け取った、ということになります。この場合、年金をもらえるのは10年間で終わりで、そのあとは年金を受け取ることはできません。

一方、被保険者が69歳で亡くなってしまった場合には、その時点で年金は打ち切りとなります。残りの期間の分は受け取ることができません。つまり、支払期間の途中で亡くなった場合には、あまりお得とは言えない、ということです。

3番目の確定年金には、以下の2つの要素があります。

ひとつは、<決まった期間の間、年金をもらえる>ということです。
もうひとつは、<被保険者が亡くなっても、年金は終了しない>ということです。

たとえば、年金をもらえる期間が10年間の確定年金で、年金の受け取り開始が65歳からだとします。被保険者が80歳まで生きた場合、65歳から10年間、年金を受け取ることができます。これに関しては、有期年金と同じです。

一方、被保険者が69歳で亡くなってしまった場合、残りの期間の分に関しては、ご遺族が受け取ることができます。この場合、年金として受け取ることもできますし、一時金としてまとまった形でもらうことも可能です。

つまり、支払期間の途中で亡くなっても、亡くならなくても、同じだけもらえるということです(一時金の場合には、多少、減額されるのが普通です)。

ただ、それほどうまい話はないもので、その分、保険料が高めになっています。

保証期間って、何だ?

以上が、個人年金保険の、年金受け取りに関連した3つの基本形なのですが、商品によっては<保証期間付き>というものもあります。

この保証期間というのは、終身年金や有期年金といった、<被保険者が年金の受け取り期間中に亡くなってしまった場合に、年金が終了してしまうタイプの商品>に関係するもので、確定年金とは関係がありません。

<保証期間付き>とは何かと言えば、簡単に言うと、<被保険者が亡くなっても、保証期間の間は年金は継続される>ということです。

たとえば、<10年の保証期間付き>の終身保険で、年金受取開始から3年経過した時点で、被保険者が亡くなってしまったとします。

普通の終身保険なら、ここで年金は打ち切りですが、<10年の保証期間付き>の場合には、まだ保証期間が7年残っていますから、その間は、ご遺族の方が受け取ることができます。

有期年金も同じで、<年金をもらえる期間中に被保険者が亡くなった場合、まだ保証期間が残っていれば、保証期間が残っている間は年金をもらうことができる>、というものです。

保証期間内であれば、即打ち切りにはならないので、安心度が増しますし、損失をある程度、抑えることもできます。

年金保険のニューウェーブ、変額年金保険とは?

最近、注目を集めているのが、<変額年金保険>という個人年金保険です。<変額型>などと呼ばれることもあります。

これは、<個人年金保険の保険料をファンドで運用することによって利益を出し、その利益によって、将来もらえる年金の額を増やそう>、というものです。

もちろん、純然たる投資ですから、運用がうまく行くこともあれば、うまく行かないこともあります。年金の額が必ず増えるとは限らないので、注意が必要ということです。

運用するにはある程度の元手が必要ですから、保険料は一時払いの場合が多いのですが、月払いの変額年金保険も見られるようになってきています。


個人年金保険で積立の心得

  1. 1.返戻率の高いものを選ぶ
  2. 2.受け取り方を見極める
  3. 3.変額か固定か?
  4. 4.支払い方法によって、払い込み金額が変わる
  5. 5.会社の健全性をチェックする